好きな人がいたり、将来のことが不安になったりしたとき「占い」に頼ってみるのも良い方法です。私たちの日常生活の中で、さまざまな悩みや壁にぶつかったときの解決方法はいろいろあります。例えば「友だちに話を聞いてもらう」「自分の中で解決する」など人それぞれ。
占いの良さは、未来の自分がどうなっているのか?を知ることで、今の自分に必要なことのヒントを手にすることができること。
当たる・当たらないということも重要ですが、占い師の話に耳を傾けると自身の思いや行いを振り返ることができます。
今回は「占い」についてどんな占いがあるのかをご紹介します。
あなたにピッタリの占いが何なのかのヒントになるかと思います。ぜひ参考にしてみて下さい。
占いって意外に深い?占いのことを知るのは面白い!
「占い」とひとつ言っても多くの種類があります。雑誌やテレビの情報番組で見かけるポピュラーなものや、本格的なもの歴史あるものなどさまざまです。
占いには長い歴史があり奥深いものです。占いのことを知ると面白い発見があります。
未来に起こる事や人の運命などを判断し予言する術占術とは何か?
私たちが普段「占い」と言っているものは、正式な言い方だと「占術(せんじゅつ)」と言います。
占術は、特殊な自然現象や人間現象の観察から、未来に起こる事や人の運命などを判断し予言する術です。
占術によって得意な内容や期間があるので、占い師は複数の占術を組み合わせて占うことも。
古くは学生の頃の歴史の教科書に出てきた「卑弥呼」が占術を使っていたと言われています。民に神のお告げを伝える役割を果たしていた卑弥呼が行っていたのが「鬼道」という占いです。つまり、日本発の占い師は卑弥呼ということになります。
卑弥呼の行っていた占術から時が経ち、現代では多くの占術があります。西洋から伝わってきたものや日本古来のものまで多種多様です。
占術の3大カテゴリー「命(めい)」「ト(ぼく)」「相(そう)」
占術は、大きく分けて「命(めい)」「ト(ぼく)」「相(そう)」という3つのカテゴリーがあります。
それぞれの特性があり、占ってほしいこととの相性が、良いものと合わないものがあるのです。
闇雲に占い師を選ばず、カテゴリーとあなたの占って欲しい事柄を照らし合わせて占い師を選ぶことで、より未来のことが明確になる可能性があります。
ここからは、それぞれのカテゴリーに属している占術を紹介していきます。
「命」のカテゴリーに属する占術
「命」は、生年月日と生まれた時間、生まれた場所などからその人の運命や宿命を占うものです。
その人の本来の性質やどんな傾向を持った人なのか、またどんな人生を歩むのかというものが占いによってわかります。
「命」のカテゴリーに属する占術は以下のものです。他にもありますが、メジャーな占術を紹介します。
- 四柱推命:中国の陰陽五行説が元になっている占術。生まれた「年」「月」「日」「時間」の4つの要素から占う運命学。
- 星座占い:生まれた月日から12ある星座に当てはめて占う、西洋占星術を簡略化したもの。雑誌などにも掲載されている。
- 西洋占星術:星の配置図「ホロスコープ」から相談者の星の位置を確認し、運命を読み解く占術。
- 数秘術:相談者の生年月日や姓名から固有の計算式に基づいて、運勢傾向や先天的な宿命を占う。
- 九星気学:生年月日の九星と干支、五行を組合わせた占術。
- 算命学:中国陰陽五行をベースにした運命学のひとつで、人の運命を占う中国占星術。
- 0学占い:御射山宇彦(みさやま うひこ)が易・四柱推命・気学・西洋占星術を組合わせて作り上げた占術。
- 六星占術:生まれ持った運命を土星・金星・火星・天王星・木星・水星の6つの運命星に分けて占う。細木数子が有名。
「卜」のカテゴリーに属する占術
「卜」は、その時のその人の状態やその人の関わる物事について占うものです。
花の花びらを取りながら「スキ、キライ」と占うのも「卜」占術の一種になります。その人の思いや時の流れを読んで占うのが特徴です。
「卜」の文字は、亀の甲羅の割れ方で時の流れを読むことから、象形文字の「ト」がそのまま使われていると言われています。「卜」のカテゴリーに属する占術は下記の通りです。
- 易学占い:「ぜいちく」という竹ひごのような棒を50本使って占う中国古来の占術。
- ルーン占い:北欧に伝わる神秘的で象形文字のような25文字の配置から文字が与えてくれたメッセージを読み解く占術。
- タロット占い:大アルカナ「22枚」、小アルカナ「56枚」のカードだけを使う方法と、合わせて計78枚で占う方法がある。出たカードの意味合いが決まっておりそこからメッセージを読み解く占術。
- 水晶占い:水晶に浮かんでくるイメージを象徴として占い師が読み解く方法。
「相」のカテゴリーに属する占術
「相」は、その人の身体のパーツからその人の現在の状況や今影響されているものなどや、そこから考えられる今後の運勢を見る占術です。
その人の顔のパーツのバランスや鼻の形、ほくろの位置などを見たりするものなので、占うタイミングで結果が変わるもの特徴になります。
「相」のカテゴリーに属する占術は下記の通りです。
- 姓名判断:姓名から性格や人生の趨勢・適職・恋愛の傾向・結婚運など運勢を読み解く占術。
- 手相占い:手のひらのそれぞれの線が表す状態から読み解く占術。
- 人相占い:「顔相」とも呼ばれ顔のつくり・表情・眼鏡のかけ方・化粧からその人の本質を読み解く占術。
- 夢占い:夢に出てきた人物やモノ、その時の状況から暗示している現状や未来を読み解く占術。
- 風水:中国で発祥した「環境学」を元にしている。自然の中にある「気」の流れを読み解く占術。
- 家相:風水を元に日本で生まれた占術。日本の土壌に合わせた気候をベースにした環境学を元にした占術。
占い師が複数の占術を使うのはなぜ?
占いをしてもらったことがある方ならご存じかもしれませんが、占い師のプロフィーㇽを見ると必ず複数の占術名が並んでいます。
どうして占い師の皆さんは複数の占術を掛け合わせるのでしょうか?
どんな物事も多角的に分析した方が明確なデータや答えが得られるように、占術も複数の的中した答えから導き出す方が相談者の分析が明確になるのです。
ひとつの占術だけだと、道びだされた答えが薄っぺらであったりズレることもありえます。また、複数の占術の手法を持っている占い師だと、より相談者の悩みに対してのアプローチ方法が豊富になり、必要なアドバイスも的確になるのです。
ゲッターズ飯田さんの占いが当たるのはなぜ?
ゲッターズ飯田さんはオリジナル占術 「五星三心占い」が有名です。
この占生術も「姓名判断」「四柱推命」「星占い」「手相」「生年月日」「心理学」のそれぞれの的中した要素から導き出す占術です。
ゲッターズさん自身が鑑定経験から5年間の研究を経て生まれたのが、オリジナル占術「五星三心占い」になります。
占術は、それぞれの要素から弱いところと強いところ…つまり当たるところと当たらないところがあるんです。そのため、単発では「当たらない」と言われてしまうこともあり、ゲッターズさんは「それぞれの占術の強いところだけ集める」ことで命中率を上げました。
また、占い番組でお馴染みになった星一ひとみさんも「天星術」で占いをします。
「天星術」は、東洋占星術をベースに統計学や人間科学・心理学などの要素を取り入れたオリジナルの占術です。
こちらもゲッターズさん同様に「的中する部分だけ寄せ集めた」占術になり、「よく当たる」と言われています。
まとめ
占いは未来の自分がどうなっているのか?を知ることで、今の自分に必要なことのヒントを手にすることができます。
今回はどんな占術があるのかを中心にお伝えしました。
カテゴリーによって要素が違うことや、それぞれ強いところと弱いところがあるのを理解できると、あなたが占って欲しい内容によってどの占いを選択したらいいのかがわかります。ぜひ参考にしてみて下さい。