不安が多く、未来を思って前に進めなくなる方もいる時代。
こんな時代には、多くの方が占いを利用するようになります
かつては、占いの館などで対面式だった占いも時代を経て、電話・LINE・メールと鑑定の形も多様化しています。
近年、占い師としてオンライン検定をするのも当たり前の時代になりました。
ネットを介して占いが出来ることもあり、占い師という仕事で生計を立てる方も少なくありません。
また、SNSを上手く取り入れ認知されてる占い師もいます。さて、占い師になるにはどうしたらいいのでしょうか?
実は、私自身も前々から占いを受ける度に「あなた、見えないものが見えるってことはない?」「直感が働くからクリエティブが向いている」などと多くの鑑定師から助言を貰っていたこともあるので「占い師」を職業にしたい…と思ったことがあります。
ここに訪れたあなたも「占い師になりたい」という思いがありますよね?
ここでは、占い師になるために必要なスキルとそのスキルを身に付けるための方法を紹介します。
占い初心者でも占い師になりたいという強い気持ちがあれば、大丈夫です。ぜひ、参考にしてください。
「占い師」も立派な職業
近年、会社員でも副業をしたり主婦でもアフィリエイトを始めたり…と働き方も多様化しています。
そんな中で注目されているのが、インターネットを使ってできる仕事です。
とくに、密を避ける生活が支流になってから多用されるようになったインターネットですが、ビジネスにおいても飛躍的に拡大しています。
オンラインサロンやブログによるアフィリエイト…そして、占いです。
占いのスキルがあれば、個人的にネットを介して占いができます。
つまり、占いは立派な職業として確立し、個人事業主として生計を立てられる仕事なのです。
現在、占いのスキルがない方でもしっかりと学んでスキルを習得できれば、10年・20年後もネットビジネスを確立することも夢ではありません。
占いスキルを得ることから始める
占い師になりたい場合には、何らかの占いスキルを持っていることが必須です。
占いを受けたことがある方ならイメージしやすいですが、多くの鑑定師は複数の占いスキルを持っています。
それは、占いを組合わせることで鑑定結果が明確になるためです。
ただ、一度に複数の占いスキルを得るのも大変なので、まずはどの占いスキルを学ぶかを決めて集中するようにしましょう。
近年、「霊能力」を持った鑑定師がいますが、見えない力を持っていないと占い師にはなれない?と不安な方もいませんか?
実際どうなのでしょうか。
占いは学ぶことでスキルを磨くことができる?!霊能力がなくても大丈夫!
占い師になるには、霊能力など見えない力を持っていないといけない?と思っている方がいます。
霊能力などあれば、その力を占い師として活用することはできますが、なくても占い師にはなれます。
それにはまず、占いが出来なくてはなりません。占術にはさまざまありますが…どの占術にも「基礎」があります。
手相であれば基本の線を覚えることが必要ですし、タロット占いであればカードが示す意味を理解する必要だあります。
近年では、YouTube動画で独学することも可能です。また、占いに関する書籍も多く出版されています。
あらゆる占いに興味があり、どの占いから始めていいか迷う方にはおすすめかもしれません。
ただ、あれもこれもと手を出し過ぎると覚えることが多くなり挫折する可能性があります。
気になる占いが何か?を決めてどの占いから学ぶのかを明確にしてから始めることが大切です。
どの占いを学ぶ?それぞれの特徴を知ることが大切
占術には、ト・相・命という3つの大きな違いがあります。
- 卜術:タロット占い、ルーン占い、易、オラクルカードなど
- 相術:手相、顔相、姓名判断など
- 命術:西洋占星術、九星気学、四柱推命など
ト術は、カードや石などを使うことで、偶然に現れたものが表す未来や現在の状況を読み解きます。
相術は、あるべき線やある場所やバランスによってその人の本来持つ力や宿命を読み解きます。
命術は、生年月日・出生時間からその人しか持たない星から運命や相性を読み解きます。
道具を使う「ト」、人の形やあるべき線を読み解く「相」、生まれた星から運命などを読み解く「命」。
それぞれ学ぶスキルの特徴がわかると、どの占いと相性が良いのかが見えてくるかもしれません。
タロット:カードの意味とストーリーを描くスキル

タロットカードには、大きく分けてウェイト版であるライダー・ウェイト・タロット系とマルセイユ版のマルセイユ・タロット系があります。
これ以外にも特殊なタイプがありますが、スタンダードといわれるタロットカードはこの2つです。
現在流通している多くのタロットは、ウェイト版を原型として作られているため、ウェイト版のタロットカードの使い方を理解することで、他の特殊なタロットカードも扱いやすくなるでしょう。
一般的にタロットカードは全部で78枚あり、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚で構成されています。
大アルカナは0番~21番までのカードがあり、それぞれに意味を含んでいることから大アルカナのみで占うことが可能です。
カードに描かれた絵それぞれ意味があり、カードの組み合わせによって異なるストーリーが生まれます。
鑑定師はカードの正位置と逆位置の意味を理解し出てきた順番や組み合わせからカードを読み解くスキルが必要です。
つまり、タロット占いの基本的なスキルは「カードの意味を理解し、ストーリーを読み解く力」になります。
占星術や四柱推命、九星気学:星読みで分かるその人の未来

四柱推命も九星気学も、生まれた年月日と出生時間からその人の星を見て、持っている素質や未来の出来事を読み解く占いです。
四柱推命とは中国で古くから行われている占術で、皇帝が利用し政治の方向を決めるための方法であった歴史があります。
四柱推命は、木・火・土・金・水の5つの元素である五行の思想が取り入れられているのが特徴です。
五行それぞれの関係性から相性を占うこともあります。
九星気学は、四柱推命と同様に古代中国で生まれた占術です。
九星気学では生年月日から本命・月命・日命を出し、それぞれの星を9つに分けその星を一定の順序で配置し占います。
9つの星は、一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星です。
生年で定まる本命星と生まれ月で定まる月命星があります。
九星気学では、主に自分自身のタイプや特徴をもとに適職を占うことができます。
また、引っ越しや旅行などに役立つその時々の吉方位や凶方位を読み取ることも可能です。
四柱推命・九星気学ともに統計学にもつながりのある占いについては、基礎となるデータがあるためこれらを覚えることが重要になります。
鑑定から導き出された吉方位を踏まえて適切な行動を助言し、リスクを減らすためのアドバイスから相談者を成功や幸せへと導くことができます。
最近では、西洋占星術であるホロスコープを軸とした星読みをする鑑定師も多く流行っています。
同じ星読みですが複雑なホロスコープは、ガリレオやエジソンなど誰もが知っている偉人も研究していたといわれています。
手相:かつてゲームセンターにもあった「手相鑑定マシーン」

20年以上昔。
私は、とある室内遊園地(ゲームセンター)で勤めていた経験があります。
1990年代は占いが流行った時代で、ゲームセンターにも「オーラが見れる機械」や「手相が見れる機械」がありました。
幕張メッセで行われた業務用の展示会にも足を運んだ経験があり、多くの「占いマシーン」があったことを覚えています。
私が管理していた店舗にも「手相うらないちょっとみせて」という手相を見るゲーム機がありました。
機械に右手を置く場所があり、画像で手にあるシワを読み取るというモノです。
診断結果がプリントあるとされた紙の裏には、どの線がどんな意味をもっているのかを解説してありわかりやすく、若い女性に人気の機械でした。
また、2人でプレイして相性判断ができるのもあり、カップルにも好評だったため…プリクラの隣に設置した記憶があります。
手相は、どちらの手を見るかで意味が変わるといわれています。
その人の行動や考え方で変わるのが右手、先天的に持った才能や運命を表すのが左手です。
どちらかだけを見るのではなく、両手を見て総合的に判断するのが一般的な手法となっています。
これからの未来を知りたい場合には、右手を詳しく見る傾向があるので…このゲーム機も理にかなっていることが分かります。
手相のゲーム機が出来るということは…やはり、手相も統計学に基づいた占いであり、ある程度の手相を覚えることで占うことが可能といえます。手相は、人によって異なるためとにかく多くのデータが必要です。
「手相鑑定師になりたい」場合には、下記のことが大切になります。
- 基本の4線+3線の「7大線」と、「8つの丘」を覚える
- ①の組み合わせを覚える
- 多くの人の手相を見る経験を積む
①②については、多くの書籍が出ているのでそれらを参考に覚えると良いでしょう。
③については、あなたの周りの人に協力を得る必要があります。
家族、友だち、職場の人などとにかく多くの人の手相を見る経験を積むことが望ましいです。
ただ、このご時世で安易に手に触れることが難しい場合があると思うので、画像などを見て画像から鑑定する方法もあります。
現在でも多くの手相鑑定師は、対面ではなく画像を見て鑑定する場面が想定されます。
画像の手相を見て、鑑定できるスキルは強みになります。
占いスキルを独学で学ぶには?
近年、占いに興味を持つ方が増えたこともあり占いに関する書籍も増えています。
また、YouTubeを利用してタロット占いや九星気学での鑑定などを行う占い師の数も多いです。
占いのスキルを学ぶ方法は、自身の性格や今の状況によって決めるのが良いでしょう。
例えば、仕事や育児などで忙しい中で、隙間時間を利用してマイペースにスキルを得たい場合は、独学で行う方が精神的にも負担が少ないと思います。
一方で、誰かと一緒に学んだ方が効率が良い(学生時代に勉強を一人で行うとなかなか進まないタイプなど)方は、スクールを利用した方が良いかもしれません。
ひと昔前までは、遠方で通う得ないようなスクールもZoomを利用した授業を積極的に導入しています。
また、リアルタイムで受講できない方のために動画で受講できるシステムを利用している場合もあり、安心です。
独学におすすめの占いスキルは「タロット」
独学で占いスキルを習得したい方におすすめなのがタロットです。
タロットカードは、全てに意味があり、それらの意味を理解することでカードが示したことを読み解くことで占います。
また、タロットカードの意味を解説した書籍は多く市販されていますし、YouTubeで検索すると解説動画も多く見つかるはず。
タロットに関する本は図書館でも見つけることができます。大きな図書館であれば、無い本はリクエストすることも可能です。
タロットカードの意味を楽しく学ぶために、おすすめの2冊をいくつか紹介します。
上記は、実際に手に取って読んでみたのですが、楽しく学べるかと思えます。
どちらもタロットカード1枚1枚の意味を解説した本です。
78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット は、カードに描かれた背景や色、ものについても詳しく解説されています。
一方カードの意味が一瞬でわかる! タロットキャラ図鑑 は、カードをイメージとして読み解く感じです。大アルカナ22枚に描かれたそれぞれの人物の性格をマンガで表現しているのも面白いです。
タロット占いに関する本は多数市販されていますが、一気にいろいろな本を手にしないほうが良いでしょう。
本を作成した作者によって、カードをどのように解釈しているか…という点やリーディングのポイントが多少違うからです。
また、シャッフルの仕方や並べ方も違う場合があり「どっちが正解なの?」と混乱しかねません。
「タロット占いをしてみたい」と思ったきっかけは一人一人違うと思いますが、きっかけをくれた占い師がいるかと思います。
その方が販売している本やYouTube動画を見て学ぶことがいいでしょう。
もし、その方が本など出版されていない場合には、自分が納得できる相性の良い本や動画を見つけるところから始めるのが良いですね。
四柱推命や九星気学を学ぶには時間と根気が必要

四柱推命や九星気学を学びたいと思う方の中には、お金をできるだけかけずに独学で学びたいと思っている方もいるでしょう。
独学でスキルを習得するには、書籍がおすすめです。
どちらの占術においても膨大なデータを取り扱うため理解するまでに時間がかかります。
四柱推命においては、萬年暦が書かれた本を使って命式を出し、10年毎の運であるを出すためのスキルが必要です。
萬年暦の使い方から命式を出すまでのスキルを得るまでに挫折する方も多くいます。
読み解きが複雑なうえ、解説本の多くは初心者では理解できない内容です。どの占術でも言えますが、鑑定師によって読み解き方や解釈が違うことでさらに複雑になってしまします。
同じく九星気学においても、とても奥深い学問です。九星気学を主とした鑑定をする占い師の多くが、常に学びながら技術を磨くことが必要といわれています。
つまり、四柱推命や九星気学は独学はできなくないですが、独学でスキルを取得するには時間と忍耐が必要ということです。
読み取りや複雑な「ホロスコープ」

朝の情報番組などで見かける12星座別の運勢ランキングは、このホロスコープを元にしています。
それぞれの星がどの位置にあるかで、運星をだしているのです。ホロスコープは私たちの生活の中でも身近な占いといえます。
西洋占星術で用いられるホロスコープは、双子でもその配置が変るもので誰一人として同じものがありません。
一人一人の本質や未来のことを読み取ることができれば「開運」に役立てることが可能な占術といえるのです。
ホロスコープを出すには、青年月日・出生時間・生まれた地域の情報が必要になります。
占星術のホロスコープやチャートを無料で作成することができるサイトは多く存在し、年月日・出生時間・生まれた地域の情報を入力することで簡単に個人のホロスコープを出すことができます。
ただ、これを読み解くには少なくとも12星座(サイン)の意味と10惑星(月・水星・金星・太陽・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星)の意味を覚えることが必要です。
意味を理解すると、星座と惑星の組み合わせによって変わる意味を理解しなくてはなりません。
それ以外にも円形に配置された12分割のハウスの意味を覚える必要があります。
YouTubeで解説動画などありますし多くの書籍があるので、独学をしようと思えば可能です。
ただ、思うほど簡単ではないということは言うまでもありません。
「手相」はスクールがおすすめ

手相は人それぞれ違うだけではなく、同じ人でも視るタイミングで変わります。
また、線の長さや濃さなどを含むと無数の組み合わせがあるのです。主となる線の形から読み取れる意味を理解することが重要になります。
手相を学ぶには、スクールやセミナーがおすすめになります。
どんな占いも経験値を上げることでスキルが磨かれますが、手相は直接手を見せてもらっていろいろな手相を見ることがいいからです。
もちろん、手相に関する本も多く市販されているので、これらを参考に独学でスキルを学ぶことも良いでしょう。
手相では、線の長さや濃さだけではなく手の柔らかさや厚みから読み取ることもします。実際、手相を視てもらった経験がある方ならわかるかと思いますが、鑑定師は手をさまざまな角度から見たり指の曲がり方や手の厚みを触って感じ取っているようでした。
つまり、手相のスキルを磨くには多くの人と接することが必須ということです。
今の時代、他人の手に触れることが難しくなっているためスクールなど限られて安全な空間で学ぶのが良いかと思います。
占いをスクールや通信で学ぶには?
独学で学ぶ利点は、マイペースで行えることとお金をかけなくて済む点です。
ただ、基礎は独学で習得できもその先で挫折してしまうケースがあるのが、占いのスキルだと思います。
また、占いのスキルを磨くにはより多くの人を占いことが必須です。
スクールを利用することで、生徒同士で占いをすることが出来ます。
「タロット協会」が主催する無料講座とは?
占い師になりたい方は、独学かスクールでスキルを学ぶかと思います。
比較的独学でも学べるタロットカード占いですが、読み取りが上手くいかず挫折しそうになる方が多いです。
2018年からスタートしている「タロット協会」が主催する無料講座というものがあります。
こちらは、自身もタロットカードの占い師として20年以上のキャリアがあり、現在はタロット占い師を育成しているかげした真由子先生が講師です。
YouTubeでも定期的に星読みやタロットについて発信しており、明るくユーモアのある方という印象があります。
タロット協会が運営している公式サイトの「受けてみたい(無料)」というバナーをクリックすると、「タロット占い協会の無料講座」の申し込みにアドレスを入力します。
無料講座は定期的に開催されているようですが、スタートするタイミングによってしばらく待つ必要があります。案内メールに「〇月〇日からスタートします。」という案内が来るのを待ちましょう。
内容は、全10回です。
どのタロットカードを使ったらいいのか?シャッフルの仕方など、初めてタロットカードに触れる方でも安心の内容で進んでいきます。
タロット占いが一人で出来るまでの講座を無料で行っているわけではありませんが、タロットとは何か?どう向き合ったらいいのか?占い師とはどんな存在なのか?ということが学べます。
ホロスコープを読めるようになる無料講座とは?
先ほどもお伝えしましたがホロスコープは一人一人違い、誰一人同じ人はいません。
ホロスコープを読み取るには、サイン(12星座)・惑星・ハウスなどさまざまな意味を覚える必要があります。
また、それらの組み合わせによって意味合いも変わるのが特徴です。
この講座で分かることは、
・占星術を身につけるコツ
・星読みをスムーズにできるため考え方の土台
上記を理解するための簡単なワークもあり、楽しみながらホロスコープを学ぶことができます。
こちらの講座の講師は、先ほども登場しましたかげした真由子先生とやなかえつこ先生です。実は、タロットカード講座と同じ企業が運営をしています。
「占いの持つ悪いイメージを払拭したい」という想いからかげした真由子先生と&U(アンドユー)の運営者である宮田亮介さんがタッグを組んでいます。
無料講座を受けるだけで、占いのイメージが少し変わるかもしれません。
まとめ
占いとは、その人が持っている素質を知る手段であり未来をどう歩いていけば良いのかを示す道しるべを知る手段です。占い師は、今悩んでいる人これからの人生に不安を持っている人たちに「明るい未来のための選択」を示す役割を持っていると思います。
ひと昔前の占いに対して「怪しい」「依存しそうで怖い」というイメージを持っている方もいます。
さきほど紹介したかげした真由子先生は、自身のブログで「占いとは科学や統計といった現実的な価値観では違った視点から考えるための視点である」と記載しています。
つまり、占いは目に見えないものを明らかにすることで未来を読み解くことでどう行動するかを考えるきっかけになる…と理解できます。
「占い師になりたい」と思う方の中には、誰かのためにという想いが強いのでしょう。
それは、自身が占いに救われたことがあるからでしょう。
占い師は、誰かの人生に寄り添いより良い未来に進むためのアドバイスをする役割を持った素敵な仕事です。
占いのスキルをしっかり得るためにも、あなたに合った学び方を選択することがポイントとなります。
いろいろ試してみて、少しずつ自身と波長のあう学び方を見つけていきましょう。